しゆちゃんの青空教室【恐竜】

みなさんこんにちは、しゆと申します。

4Kくんの寺子屋雑記の場を借りてお送りする、しゆちゃんの青空教室第二弾は、前回に引き続き恐竜についてです。

第一弾はこちら

しゆちゃんの夏休み青空学級:恐竜編

このコラムでは今回、恐竜について紹介しますが全て正しい情報というわけではありません。恐竜は学者さんによって唱えている説が違うものもありますし、解明されていない部分も非常に多い、生きていた未知の生き物ですから。

今回紹介するのは、スピノサウルスです。

出典:イラストAC

スピノサウルスとは

スピノサウルスは白亜紀に生息した、獣脚類の肉食恐竜です。大型肉食恐竜といえば真っ先に名前が挙がるティラノサウルス以上に大きかったとされる肉食恐竜です。

そんなスピノサウルスはかなり特徴的な外見をしていましたが、解明されていない部分が非常に多い謎めいた恐竜なんです。

特徴的な外見

スピノサウルスの特徴として、大きくあげられるのは背中に生えた帆のような部位と、ワニのように細長い口の形です。

まず帆のような部分は、当時の熱帯気候に適応するためのラジエーターの役割を担っていたとされています。

また細長い口に生えた歯も、ティラノサウルス等が持つ「鋸歯(きょし)」という肉を切り裂くためのギザギザした歯ではなく、表面に溝がある比較的真っ直ぐなものが間隔を置いて並んでいました。ナイフではなくフォークのような歯を持っていたんです。

細長い口の先にはワニにも見られる水中の振動を感じ取るセンサーの役割を持った穴があり、これらを活かして魚を捕え、主食としていた説が有力視され続けています。

四足歩行の謎

スピノサウルスの化石が初めて見つかったのはエジプトのサハラ砂漠でした。しかし発見されたそのほとんどはドイツの博物館に納められていたので、第二次世界大戦の影響で焼失してしまい、残ったスピノサウルスの化石は、歯や爪といったごくごく一部のみでした。

その後イギリスで、大きな鉤爪をもつ恐竜の化石が発見。その恐竜はバリオニクスと名付けられ、長い口、歯や手の形などから、スピノサウルスとの共通点が多く、近縁種であると断定されました。そして最近になり、ある研究者チームがスピノサウルスの後ろ脚の骨を発掘したのです。研究の結果、スピノサウルスの後ろ脚の骨は水生生物によく見られる中身が詰まった空洞がない構造をしており、四足歩行をしていたという説が浮上しました。これによりスピノサウルスは、「半水中生活をしていた四足歩行肉食恐竜」という、他に類を見ない肉食恐竜であったという説が大きく注目されました。最近のオモチャや復元図では四足歩行のものが心なしか多くなったような…?

ティラノサウルスとスピノサウルス

同じ獣脚類の肉食恐竜として有名なティラノサウルスとは生息域が異なり(ティラノは北アメリカ、スピノは北アフリカ)、直接邂逅することはあり得ないんですが、映画ジュラシックパークシリーズで対決しました。

結構前の映画なのでネタバレしてしまいますが、ここで勝つのはスピノサウルスなんですね。映画のタイトルロゴにまでバッチリ抜擢されているんですから、ここで勝たないと逆におかしいです。

ですが、もしティラノサウルスとスピノサウルスが直接対決となった場合にはほぼスピノサウルスは負けるでしょう。

「なんでですか?スピノサウルスのほうが体格も前足も大きいんですよね?」と思った方にご説明すると、背骨を折られるからです。普通背骨とはそんな簡単に折れるものではありませんが、スピノサウルスは背にある帆のような部分が背骨と繋がっているので、背骨が露出している状態なんです。しかも背中というのは無防備な部分でもあるので、ティラノサウルスが帆の部分を自慢の顎でガブリと噛み付けば、お煎餅のようにバキッと折れてしまったのではないでしょうか。また背骨と繋がっているので、胴体も他の恐竜と比べて自由が利かなかったことが考えられています。もしかして横に横転しただけでバキッ、なんてことになったのではないでしょうか…。陸での対決は勝ち目がなかったと私は思いますが、水の中ならどうなったかはわかりません。

おわりに

如何でしたか?スピノサウルスはその生態も見た目も特徴的ですが、まだまだ謎が多い恐竜です。

判明している部分でこれだけほかの恐竜と違う部分があるのですから、本当はどんな恐竜なのか、どんな生活をしていたのか、解明されるのが楽しみです。