【1080P/60fps パススルー出力対応】組み込むだけですぐに使えるキャプチャーボード『AVerMedia Live Gamer HD 2 C988』のレビュー

さて、突然ですが問題です。ゲーム配信をする上で必須なものはなんでしょう。

 

 

正解はゲームです。

 

当たり前ですね。ではPCは必要ないのかと思った方、必要ないケースもあるんです。PS4の場合、YouTubeやニコニコ生放送でゲーム配信をする機能が搭載されています。

コントローラーのイヤホンジャックにイヤホンマイクを付けることで自分の声も一緒に配信できるので、非常にお手軽なのですが…。やっぱりこだわるのならPCは必要です。PCを使ってゲーム機の映像を配信するのにはキャプチャーボードと呼ばれる機材も必要です。

長くなってしまいましたが、このキャプチャーボードというのがタイトルの『AVerMedia Live Gamer HD 2 C988』です。

キャプチャーボードってなあに

キャプチャーボードとは、ゲーム機の映像をPCに取り込むための装置です。

一般的に、今どきのゲーム機はHDMIという企画のケーブルでテレビに接続していますので、HDMIに対応していれば問題ないでしょう。ゲームキューブやPS2などを映す場合はHDMIに対応していないので別途用意する必要があります。

キャプチャーボードはザックリと以下の5通りに分類できます。

  1. 内蔵型(ソフトウェアエンコード)
  2. 内蔵型(ハードウェアエンコード)
  3. 外付け型(ソフトウェアエンコード)
  4. 外付け型(ハードウェアエンコード)
  5. PC不要

内蔵型とは、PCのマザーボードに組み込むもので、外付け型とはUSBケーブルなどで接続するものです。PC不要とは読んで字のごとく、PCなしで録画することのできるものです。

ソフトウェアエンコードとは、PCが映像にかかる処理をするため映像の遅延が少ないもののPCの性能が要求されるもので、ハードウェアエンコードとは、キャプチャーボードが映像にかかる処理をするのでPCの性能は要求されないものの遅延が大きいものです。

どれが良いかは一概に言えないのですが、個人的なオススメは1の内蔵型(ソフトウェアエンコード)のものです。

というのも、1の製品はPC内部に組み込んでしまうので、配線がごちゃごちゃせずにすっきりさせられるからです。また、アマレコTVなどの使い勝手の良いサードパーティ製ソフトを使うことができるため、別の製品に買い替えた際にも使い勝手が変動しにくいです。

ですが、デスクトップ型のPCでないと組み込むことができないので、一体型PCやノートPCを使っている方は3~5を使う必要があります。

AVerMedia Live Gamer HD 2 C988

AVerMediaという、キャプチャーボード界隈ではウルトラ有名なメーカーが販売している、PC内蔵型のキャプチャーボードです。

この製品は内蔵型(ソフトウェアエンコード)の製品ですので、ノートPCを使っている方はご注意ください。

スペック

インターフェイス:PCI Express x1 Gen2
エンコード:ソフトウェア
ドライバー:不要(プラグアンドプレイ)
解像度:1080p 60fps(入出力)
パススルー:対応

といった具合に、多くの人が重要視するポイントを抑えている良い製品です。

特に注目すべきはパススルー機能。最近は多くの製品で対応しているのですが、していない場合は別途分配器を購入しないとパススルー出力ができません。

パススルー出力とは、キャプチャーボードとテレビの両方に映像を出力する機能です。これがないと若干遅延した映像を見ながらプレイすることになるので、FPSやアクションなど数ミリ秒の遅延でも気になるジャンルのゲームをするのであれば必須です。

一昔前の製品ですと1080p 60fpsに対応していないこともあったのですが、この製品はしっかり対応しています。私が前まで使っていたMonsterX3Aは720pまでしか60fps出力ができず、パススルー出力にも対応していませんでした。

そのうえ、ゲーム機からの出力がない状態でアマレコTVやOBSを起動するとフリーズするという重篤な不具合がありました。付属のソフトでさえフリーズするというなんとも言えないアホさで非常にストレスが溜まる製品でした…。

これだけで買い替える価値が十分あります…(笑)。

開封の儀

見た目は一般的な内蔵型のキャプチャーボードと変わりません。組み込んだら見えないものなので見た目はどうでもよいんですが、側面のAVerMediaのロゴが青く光ります。

本体のほかにはHDMIケーブル、ステレオケーブル、クイックガイド(取扱説明書)が付属していました。

組み込み型のものって1度組み込んじゃうとそうそう見ないから外観のレビューって要らないですね…。

組み込み

ビニール袋から出し組み込んでいきます。PCを自作したことのある人からすれば楽勝で組み込めます。初めてPCの内部を見るよ!って人でもクイックガイドに書いてある取り付け方を見ればわかるくらいの難易度です。

PCI Expressの開いているポートに刺すだけ。余裕ですね。

映像出力

アマレコTVを起動するとこの様な画面が出てきますので、ビデオキャプチャデバイスとオーディオキャプチャデバイスを選択します。

プラグアンドプレイで動く製品なので、ドライバーをインストールしなくとも勝手にやってくれます。

今どきのPCってDVDドライブがないこともあるので、ドライバーCDを付属してくれていてもわざわざネットから落とさないといけないことあるじゃないですか。全部の機器がドライバーインストール不要になる時代こないかなぁ…。

映像出力がない状態でアマレコTVを起動したのですが、きちんと起動します。どこぞのモンスターとは違います。

試しにニンテンドーSwitchをつないでみました。しっかりと1080p60fpsで出力されています。

テレビへの同時出力もきちんとできています。これで前まで使っていた分配器を処分することができます…。ケーブル類は少ないほうがいいですからね。

出力していてもPC側は余裕です。これなら実況配信をしても問題ないでしょう。

今の私のPC環境はこんな感じです。最高までに。

  • CPU:Ryzen7 1700
  • RAM:DDR4 2666 16GB
  • VGA:GTX1060 3GB

デメリット

これと言って大きな弱点がない製品で、何度かPS4でゲームをする際にパススルー出力でプレイしていたのですが、デメリットは見つかりませんでした。

しいて言うのであれば2点。

1点目は、内蔵型なのでデスクトップPC以外では使えないという点。ですが、ゲーム配信をする層はそれなりに性能の良いデスクトップPCを持っていることが多いので、デメリットかというとそんなこともない気がします。

2点目は、4K解像度には対応していない点。とはいえこちらも録画にしろ配信にしろ4K画質ですることはほとんどありませんから問題ないレベルです。ゲームのジャンルやPCのスペックにもよるのですが、720pもあれば十分見られるレベルです。

なんなら家庭用ゲーム機で4K出力ができるのはPS4 ProとXbox One Xくらいで、ノーマルのPS4やSwitchは4K出力に対応していません。

まとめ

入出力ともに1080p 60fpsに対応、パススルー出力もできる、内蔵型なので配線もすっきりと良いことだらけのキャプチャーボードです。

ドライバーもインストール不要で勝手によしなにやってくれるのでとにかく楽で良いです。

アマレコTV、OBS、XSplitなどの有名どころのソフトにもしっかり対応していますので、ゲーム実況、ゲーム配信をこれから始めてみたいというような初心者さんにもオススメできます!

ただし、ある程度性能の良いデスクトップPCが必要な点はご注意ください。